高等学校の教師@
高等学校は義務教育ではありませんので、受験に合格した生徒が入学して きます。 受験でふるいにかけられるのは学力だけではありません。その高等学校 独自の教育指針に沿った生徒が入学してくるわけです。 ですから、高等学校の教師として就職するには、その学校の特質や学力、 教育方針などを深く理解し、それに賛同できなければ学校の求める教師には なれません。 いわゆる進学校では学力を上げることが第一条件になってきます。 入学してくる時点である程度以上のレベルの生徒が集まっているのですから、 その生徒を対象に学力をアップさせる能力が必要です。 また、良家の子女を育成する、という趣旨の学校教育もあります。 その場合は人間形成、品格などが重要なポイントとなってきます。それに ふさわしい教師が求められます。 学力はあまりないが、高等学校だけは卒業したい、という生徒の集まる学校も あります。学力を上げることだけが楽しい、という教師はこのような学校には 不向きです。